主要な言語を例に各言語のセキュリティ対策の必要性についてご紹介します。どの程度セキュリティへの意識を割くのかは機能要件にもよりますが、いずれもセキュリティ対策が重要課題とされている言語です。
★PHP
PHPはWebサイトの作成で非常によく使われるプログラミング言語です。ソフトウェア品質マネジメントコンサルティング企業のQ-Successの調査サイトW3Techsによれば、2022年12月14日時点でWebページのサーバーサイドプログラミング言語の77.6%をPHPが占めているという統計結果となっています。これにはWordPressなどのPHPを使って作られているCMSも含まれています。
★C言語
C言語は汎用的で、処理速度が速いという特徴を持っています。近年でも、IoTに向けた組み込み処理で採用されることの多い言語です。IoTも常時ネットワークへの接続を行う仕組みのため、セキュリティの確保が重要な課題となっています。
★C++
C++言語はC言語を拡張したプログラミング言語です。組み込みアプリ、ゲームやWebのバックエンド、AIなどの領域でも利用されており、セキュリティ対策が必要となるシーンも存在しています。
★JavaScript
JavaScriptはWebのクライアントサイドで必須となるプログラミング言語です。Webアプリケーションにとって外部からのアクセスの入り口となるため、セキュリティ面での対応が必要となります。また、サーバーサイドでも利用されることもあるため、こちらも対処が必要です。
★Python
PythonはWebのサーバーサイドとして利用されることもあるプログラミング言語です。AI、データ分析分野での利用も多く、重要かつ大量のデータを扱う処理という意味でもセキュリティ対策が必要となります。